2015年03月10日
母校にて講師
長女が通う小学校で講話をする事に。
その名も『夢☆ゆんたく会』
対象は6年生。
父母や地域の方、地域外の企業さんが参加し、それぞれの仕事を中心に語るのだ。
体育館で各々のブースに別れ、10人程度のグループを相手に2回。
1回につき与えられた時間は30分。
いろんな職業の方がいました。
医者・解体業・警察官・イラストレーター・動物園の飼育員・消防士etc

僕は、その30分を3つのパートに分けて話す事にした。
まず、様々な仕事の存在について。
①仕事を見つける。
「じゃ、みんな集合。輪っかになって座ってください、
まず、今みんなが居る体育館で目に映るものから仕事をみつけてください。
例えば、みんなが座ってる床。これも誰かが仕事として作ったものだよね」
ここで、考えてもらう。
窓、格子、カーテン、トイレ、電器、スピーカー、パソコン。
他にも身につけているもので服や、メガネ、時計などなど。
「オッケー。こうやって考えると普段の生活の中から見える仕事っていうのは
たくさんあることに気がつくよね。
では次に、これから色んな職業が書かれたカードを床に置きます。
その中から僕の仕事を見つけてください」
と、おもむろに準備していた30枚以上のカードを広げた。
以下、カードに書かれたキーワード。
・電気工事・金魚すくい・ファミリーマート
・結婚式場・ユニクロ・レンタルビデオ・本屋
・CDショップ・映画製作・テレビドラマ製作
・中日ドラゴンズ・バス運転手・図書館
・バイオ燃料生成管理・カメラアシスタント
・清掃・野外コンサート
・映画上映会・古本市
・ライブハウス店長・コラム、エッセイ執筆
・カフェ・弁当配達・ラジオDJ・ラジオCM製作
・イベント司会・音響・ゴジラ・役者
・テレビレポーター・草刈り・絵本屋さん
・ペンキ塗り・まんじゅう屋さん・コールセンター

生徒全員に一枚ずつ選んでもらう。
実は、これらのカード、僕が学生時代から今までにお金をいただいた仕事遍歴。
どの仕事についても自分なりの経験で話せることを伝えた。
②今回は「映画作り」について話すことにした。
「さて、みんなは最近、映画館に行ったかな?」
(ベイマックス・アナと雪の女王・寄生獣・アオハライド、などなど)
「映画を観ると、最後に何が出てくる?
そう、作った人たちの名前だね〜。
もの凄い数の人間が関わっていることが分かるよね。
実は僕が小学生の頃に『E,T』という映画を映画館で観た時に、
そのスタッフロールを観てとても感動したんです。
海の向こう側に住んでいるアメリカ人が作った、言葉も違う人間が作った”作り物”の話に
世界中の人が泣いたり笑ったりして感動してることに気がついたんです。
この素晴らしい体験を同級生に教えたくて、映画館まで誘って行きました。」
ここで、僕が一昨年、監督助手として参加した
『ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ』の
メイキング写真のスライドショーを観てもらう。
観てもらう前に、写真からいくつかの仕事が見えてくるから、
それを注意深く意識するようにと伝える。

(あれ?俺、アナウンサーになってる(笑))
「さあ、今のメイキングの写真を見てどんな仕事が見えた?」
みんな色々と答えてくれた。映画のポスターも広げた。
「このポスター自体も誰かの仕事だよね」
次に予告編の動画を観てもらう。
さっきのメイキング写真からの流れで刺激的かもしれない。
③僕の小学生時代の話をする。
「実は僕が小学校低学年の時はすごく緊張しいで、本読みも恥ずかしいし、
積極的に手を挙げて答えたりなんてできませんでした。
だけど、映画の事が好きになってから少し変わりました」
「さっき言ったさ。好きな映画を皆に観て喜んで貰いたいから、友達みんなを
映画館に誘ったって。喜んでいる友達が増えるのがとても嬉しかったんだよ」
「ここで皆に質問!今、好きな物事を教えてください」
バレーボール!サッカー!野球!お菓子!読書!ゲーム!ペット!水色!?(面白いね)
「いいね〜。じゃあ君は”サッカーが好き”というのを周りの皆が知りました。
今後どんな事が起こると思う?きっとサッカーの情報が君に集まるよ。
もし君がチャーハンが好きって言ったらチャーハン情報が集まるし、
ケーキが好きなら同じように情報が集まるよ」
「そこで、もし、将来の”夢”を周りの友達や家族や先生に知ってもらうと、
それだけチャンスが回ってくる可能性が高くなるかもしれません」
「僕は小学生の頃から「映画が好き」って言ってたから今の自分が居ると思ってます。
ほら、さっきのカードの中に映画に関係する仕事があったでしょ?
好きな事を言い続けてると繋がったんだよ。」
「最後に、もう一枚のカードを置きます」
・映画館
「もうすぐね、近くの商店街に作るよ。小さいけどね」
「実は、もう一枚「映画監督」って書かれたカードがあるんだけど、
まだ実現してないから置けません。ポケットに入ったままです」
この件は臭くて、言うのが恥ずかしいけど、知ってもらったら、
いつかこの子達が出資してくれるかもしれない!と思い切って(笑)
話の途中、どこか遠くを見たり、欠伸したりする生徒がいましたが、
僕は真剣に話をしてるよと目を見て伝え、注意するような場面もありました。
※本当に注意したかった事は、、、
誰も『ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ』を劇場で観ていないって事(涙)
ところで、この企画は教育委員会のキャリア教育の一環です。
僕の話が子供達にどのように届いたのか分かりませんが、
感じた事は「仕事や夢を語るのに大人も子供も関係ない」ということ。
以上、備忘録として。
その名も『夢☆ゆんたく会』
対象は6年生。
父母や地域の方、地域外の企業さんが参加し、それぞれの仕事を中心に語るのだ。
体育館で各々のブースに別れ、10人程度のグループを相手に2回。
1回につき与えられた時間は30分。
いろんな職業の方がいました。
医者・解体業・警察官・イラストレーター・動物園の飼育員・消防士etc
僕は、その30分を3つのパートに分けて話す事にした。
まず、様々な仕事の存在について。
①仕事を見つける。
「じゃ、みんな集合。輪っかになって座ってください、
まず、今みんなが居る体育館で目に映るものから仕事をみつけてください。
例えば、みんなが座ってる床。これも誰かが仕事として作ったものだよね」
ここで、考えてもらう。
窓、格子、カーテン、トイレ、電器、スピーカー、パソコン。
他にも身につけているもので服や、メガネ、時計などなど。
「オッケー。こうやって考えると普段の生活の中から見える仕事っていうのは
たくさんあることに気がつくよね。
では次に、これから色んな職業が書かれたカードを床に置きます。
その中から僕の仕事を見つけてください」
と、おもむろに準備していた30枚以上のカードを広げた。
以下、カードに書かれたキーワード。
・電気工事・金魚すくい・ファミリーマート
・結婚式場・ユニクロ・レンタルビデオ・本屋
・CDショップ・映画製作・テレビドラマ製作
・中日ドラゴンズ・バス運転手・図書館
・バイオ燃料生成管理・カメラアシスタント
・清掃・野外コンサート
・映画上映会・古本市
・ライブハウス店長・コラム、エッセイ執筆
・カフェ・弁当配達・ラジオDJ・ラジオCM製作
・イベント司会・音響・ゴジラ・役者
・テレビレポーター・草刈り・絵本屋さん
・ペンキ塗り・まんじゅう屋さん・コールセンター

生徒全員に一枚ずつ選んでもらう。
実は、これらのカード、僕が学生時代から今までにお金をいただいた仕事遍歴。
どの仕事についても自分なりの経験で話せることを伝えた。
②今回は「映画作り」について話すことにした。
「さて、みんなは最近、映画館に行ったかな?」
(ベイマックス・アナと雪の女王・寄生獣・アオハライド、などなど)
「映画を観ると、最後に何が出てくる?
そう、作った人たちの名前だね〜。
もの凄い数の人間が関わっていることが分かるよね。
実は僕が小学生の頃に『E,T』という映画を映画館で観た時に、
そのスタッフロールを観てとても感動したんです。
海の向こう側に住んでいるアメリカ人が作った、言葉も違う人間が作った”作り物”の話に
世界中の人が泣いたり笑ったりして感動してることに気がついたんです。
この素晴らしい体験を同級生に教えたくて、映画館まで誘って行きました。」
ここで、僕が一昨年、監督助手として参加した
『ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ』の
メイキング写真のスライドショーを観てもらう。
観てもらう前に、写真からいくつかの仕事が見えてくるから、
それを注意深く意識するようにと伝える。

(あれ?俺、アナウンサーになってる(笑))
「さあ、今のメイキングの写真を見てどんな仕事が見えた?」
みんな色々と答えてくれた。映画のポスターも広げた。
「このポスター自体も誰かの仕事だよね」
次に予告編の動画を観てもらう。
さっきのメイキング写真からの流れで刺激的かもしれない。
③僕の小学生時代の話をする。
「実は僕が小学校低学年の時はすごく緊張しいで、本読みも恥ずかしいし、
積極的に手を挙げて答えたりなんてできませんでした。
だけど、映画の事が好きになってから少し変わりました」
「さっき言ったさ。好きな映画を皆に観て喜んで貰いたいから、友達みんなを
映画館に誘ったって。喜んでいる友達が増えるのがとても嬉しかったんだよ」
「ここで皆に質問!今、好きな物事を教えてください」
バレーボール!サッカー!野球!お菓子!読書!ゲーム!ペット!水色!?(面白いね)
「いいね〜。じゃあ君は”サッカーが好き”というのを周りの皆が知りました。
今後どんな事が起こると思う?きっとサッカーの情報が君に集まるよ。
もし君がチャーハンが好きって言ったらチャーハン情報が集まるし、
ケーキが好きなら同じように情報が集まるよ」
「そこで、もし、将来の”夢”を周りの友達や家族や先生に知ってもらうと、
それだけチャンスが回ってくる可能性が高くなるかもしれません」
「僕は小学生の頃から「映画が好き」って言ってたから今の自分が居ると思ってます。
ほら、さっきのカードの中に映画に関係する仕事があったでしょ?
好きな事を言い続けてると繋がったんだよ。」
「最後に、もう一枚のカードを置きます」
・映画館
「もうすぐね、近くの商店街に作るよ。小さいけどね」
「実は、もう一枚「映画監督」って書かれたカードがあるんだけど、
まだ実現してないから置けません。ポケットに入ったままです」
この件は臭くて、言うのが恥ずかしいけど、知ってもらったら、
いつかこの子達が出資してくれるかもしれない!と思い切って(笑)
話の途中、どこか遠くを見たり、欠伸したりする生徒がいましたが、
僕は真剣に話をしてるよと目を見て伝え、注意するような場面もありました。
※本当に注意したかった事は、、、
誰も『ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ』を劇場で観ていないって事(涙)
ところで、この企画は教育委員会のキャリア教育の一環です。
僕の話が子供達にどのように届いたのか分かりませんが、
感じた事は「仕事や夢を語るのに大人も子供も関係ない」ということ。
以上、備忘録として。
Posted by 宮島真一 at 02:17│Comments(4)
│イベント
この記事へのコメント
素敵なお話をありがとうございます。
もういい年をしていますが(^^;)私もまだやれそうな気がしてきました(^-^)
もういい年をしていますが(^^;)私もまだやれそうな気がしてきました(^-^)
Posted by tabby at 2015年03月13日 12:38
tabbyさん
コメントありがとうございます。いい(良い)年の連続を創造できたら最高ですね!
コメントありがとうございます。いい(良い)年の連続を創造できたら最高ですね!
Posted by 宮島真一
at 2015年03月18日 01:00

めっちゃいい話ですね!
大人の私が感動しました。
大人の私が感動しました。
Posted by うすまさ at 2015年03月20日 02:12
うすまささん
ありがとうございます!
ありがとうございます!
Posted by 宮島真一
at 2015年03月23日 12:30
